どうも、キャップです。
僕は2018年~2022年の間に3回、四国キャンプ旅行に行きました。
8泊、9泊、6泊、どれも長旅でしたが、週末キャンプとは違った楽しさがありました。
長い人生の中でも貴重な経験。すごく良い想い出になりました。
この記事では僕の経験を踏まえて、四国キャンプ旅行のコツや注意点をまとめて紹介します。
念の為お伝えしておくと、大阪〜京都あたりを出発点にした場合、という前提です。
僕の四国キャンプ旅行歴
はじめに僕の四国キャンプ旅行の履歴を紹介します。
古い順に時系列で掲載しますが、工夫・改善を重ねた2022年が僕の中のベストプランです。
2018年GW:8泊9日
初挑戦。泊まったキャンプ場は4か所。
高知県2泊(キャビン)→高知県3泊(テント)→高知県1泊(住箱)→徳島県2泊(テント)
反省:予約合戦に敗れツギハギ状態。最終日の撤収がキツかった。
2019年GW:9泊10日
2回目。泊まったキャンプ場は3か所、プラス最後は旅館に1泊。
愛媛県2泊(テント)→高知県3泊(テント)→徳島県3泊(テント)→淡路島1泊(ホテル)
反省:初日のテント設営時点で日没。最終日のホテル泊が高額。
2022年GW:6泊7日
3回目。泊まったキャンプ場は3か所。
高知県2泊(キャビン)→→高知県3泊(テント)→徳島県1泊(コテージ)
反省:強いて言うならテント泊が少なく「キャンプした感」が少し薄まった。
長期キャンプ旅行の注意点
行先にかかわらず、長期キャンプ旅行には注意点があります。
読むと「当たり前じゃん」と思うかも知れません。
でも、未経験だと想定できないこと、気が回らないことも多いです。
事前に知って対策を考えておけば現地で慌てずに済みます。
主な注意点は以下4つ。
- 食材と保冷剤
- 電源と燃料
- 洗濯と入浴
- キャンプ場間の移動
お金を払えば対処できることも多いですが、無駄な出費は避けたいところ。
以降で順に説明していきます。
1.食材と保冷剤
食材を全て家から持参することは不可能です。
そりゃそうだ。
出発時に持参した食材(生鮮品・冷凍食品)は最初の2日間で使い切ります。
それ以降は食材も保冷剤も現地調達になります。
キャンプ地を決めたら、地元の市場やスーパーマーケットを調べておきましょう。
その土地ならではの食材を買って調理するのも長期キャンプ旅行の楽しみのひとつなので。
保冷剤は現地で板氷を購入するのが手っ取り早いです。
食材を買う時に板氷も一緒に買うのがベスト。
キャンプ場の売店でも売ってますが、現地のスーパーで買う方が安いです。
当たり前ですが、保冷剤は冷凍できないと役に立ちません。
長期キャンプ旅行では保冷剤を再冷凍できる機会がなかなかありません。
利用するキャンプ場やコテージに冷凍室があるか事前にチェック!
これすごく重要!!
クーラーBOXについて
「長期キャンプ旅行には大きいクーラーBOXが必要!」
というのは思い込みです。
いつも使っているハードクーラーに加えて、ソフトクーラーがひとつあれば大丈夫。
僕はスタンレーの15.1Lとスノーピークのソフトクーラー38Lで9泊10日しました。
キンキンに冷やしたいビール、鮮度が命の肉や魚はハードクーラーに。
傷まない程度に冷えていればOK、という野菜や調味料はソフトクーラーに。
ソフトクーラーは旅の途中の買い出しでも活躍します。
濡れた物を入れるバッグとしても使えるし、小さく折りたためるし、何かと便利です。
2.電源と燃料
初めての四国キャンプ旅行で苦労したのが電源不足。
スマホやLEDランタンの電池残量を気にしながらやりくりするのは大変です。
20,000mAh程度のモバイルバッテリーは数日だ残量ゼロになるので、電池・バッテリーを充電する設備は必須です。
1.車のシガーソケット用カーチャージャーを2ポートに変更し、夫婦2台のスマホを同時充電できる環境にアップデート。
2.ほおずき等のLEDランタン用にAmazonベーシックの充電池と充電器を持参。
2回目以降のキャンプ旅行は上記2点で何とか対応できました。
当時は持ってなかったですが、ポータブル電源とソーラーパネルがあれば最強だと思います。
朝昼夜とガスコンロで調理するので、長期キャンプ旅行ではOD缶を大量に消費します。
毎日BBQするなら別ですが
OD缶は基本的に現地調達。キャンプ場の売店で買えます。
僕はスノピークのキャンプフィールドに泊まることが多かったので、併設の直営店で銀缶を購入していました。
炭や薪もキャンプ場の売店で買えるので調達に苦労することはないです。
3.洗濯と入浴
汚れた衣類が溜まってくると不快です。できるだけ衛生的に保管したいところ。
僕イチオシの小久保のランドリーバスケット。
長期キャンプ旅行で真価を発揮します。
大型で通気性が良く、なおかつ折りたためる点が最高です。
2~3日に1回は洗濯したいところですが、雨続きだと洗濯物が溜まってしまいます。
そんな時は現地のコインランドリーを探してドライブ。
どうせ雨だとやることも無いし、良い気分転換になります。
見ず知らずの土地のコインランドリーで、スマホを見ながらダラダラ過ごしましょう。
それも後から思い返せば妙に良い想い出だったりします。
洗濯ロープ
洗濯ロープはテントロープでも代用できますが、掛けた衣類が滑って中央に寄ってしまいます。
ループやストッパーの付いた洗濯専用のロープがあると重宝します。
長期キャンプ旅行は湯船につかりたくなります。
何故だか無性に。
現地のスーパー銭湯を探すのも楽しいのですが、車移動だとお酒が飲めません。
やっぱりお風呂が併設されたキャンプ場を選ぶのがベストです。
特に長期キャンプ旅行では「お風呂のあるキャンプ場」の有難みが身に沁みます。
4.キャンプ場間の移動
長期キャンプ旅行ではキャンプ場をチェックアウトした日に次のキャンプ場にチェックインします。
次のキャンプ場が遠いと移動時間が長くなり予定が立て辛くなります。
移動日はたっぷり余裕を持った時間配分&予定時間内の行動を心がけるべし。
時間を読み間違えると、日没後にテント設営スタート・・・という最悪のパターンになります。
5泊以上の長期キャンプ旅行だと2~3か所のキャンプ場を予約すると思いますが、全てをテント泊にせず、コテージ泊・キャビン泊を挟んだ方が無難です。
- 前のキャンプ場をチェックアウト(テント撤収)
- 次のキャンプ場まで移動(長距離ドライブ)
- 次のキャンプ場にチェックイン(テント設営)
この3つを同じ日にやるのは本当に大変です。
無理すればやれないことはないですが、想像以上に疲れます。
無理して体験する必要はないと思いますが。
四国キャンプ旅行ならではの注意点とその対策
次は四国キャンプ旅行ならではの注意点です。
主には以下の3点。
- GWの予約開始は2月1日~
- 電話予約のキャンプ場が多い
- キャンプ場間の移動距離が長い
以下、それぞれの対策を説明していきます。
1.GWの予約開始は2月1日~
これは四国に限ったことではないですが、2月1日にGWの予約受付を開始するキャンプ場が多いです。
ただし、5泊以上で四国キャンプ旅行に行く場合、普段のキャンプ場の予約とは訳が違います。
この予約開始日までに理想プランを固めてから争奪戦に挑むことが重要です。
プランを固めず手当たり次第に予約すると・・・
この日にこのキャンプ場をチェックアウト
次はこのキャンプ場に移動、1泊したらすぐに撤収してチェックアウト
次はここまで戻って、このキャンプ場に着いたらテント設営して・・・・
無理やん! ほぼ不可能やん!!
という状態になり、「予約できたけど場所と日程の調整ができない」という悲しい結末になります。
僕は初めての四国キャンプ旅行でこの状態に陥りました。
こうなると、つなぎのキャンプ場を探して、キャンセルが出るのを待ち続けるハメになります。
「予約争奪戦に勝つこと」が目的になってしまわないように注意しましょう。
2.電話予約のキャンプ場が多い
四国のキャンプ場は電話予約が多いです。
キャンプブームが落ち着いたとは言え、GWの予約争奪戦は過酷。
電話が一発で繋がる可能性はほぼゼロです。
四国キャンプ旅行のプランを決めたら妻と予約するキャンプ場を分担し、優先度の高い本命のキャンプ場から順に電話をかけまくります。
繋がるまで我慢強く電話し続けるのみ。裏技はありません。
本命が予約できるとは限らないので滑り止めにも電話します。
予約できて全てのプランが確定したら滑り止めのキャンプ場は速やかにキャンセルします。
迷惑がかからないよう、キャンセル連絡は迅速に。
3.キャンプ場間の移動距離が長い
四国は想像以上に広いです。
広過ぎて、次のキャンプ場までの移動時間の感覚がわからなくなります。
たぶん2時間くらいで着くだろう、と思ってGoogleMapに目的地を入力したら、所要時間が4時間30分と表示された・・・
みたいなことが起こります。
初日は香川、2日目は高知・・・みたいな飛び地のプランはキツイです。
- ひとつのキャンプ場に2泊以上連泊する
- 2時間以内で移動できる次のキャンプ場を選ぶ
を心がけましょう。
オススメの四国キャンプ旅行プラン
3回の四国キャンプ旅行から学んだ教訓・反省を踏まえた僕のオススメプランは以下です。
- 初日にロングドライブして一気に高知県まで行く
- 高知県で鰹のたたきを食べる
- スノーピークのキャンプフィールドを旅の拠点にして連泊する
- 旅のラストは徳島県か香川県でコテージ泊し、最終日は早く出てゆっくり帰る。
初日にロングドライブして一気に高知県まで行く
初日に一気に高知県まで行く!
この覚悟がその後のキャンプ旅に幸福をもたらします。
ただし京都から高知県まではノンストップでも6時間以上。
早朝に出発しても高知県に到着するのは午後。渋滞すれば夕方になる可能性もアリ。
到着後にテントを設営するのはキツいので、初日はキャビン泊が無難です。
テント設営を避けたいだけなので、コテージ(台所や調理器具が付属)はオーバースペック。キャビンで十分です。
高知県で鰹のたたきを食べる
徳島ラーメン、鯛めし、讃岐うどん、しらす丼・・・
様々な四国名物を食べるチャンスがありますが、中でも僕のイチオシは高知県の鰹のたたきです。
鰹のたたきは外せない。僕たち夫婦の中では絶対条件です。
地元で買ったものをキャンプ場で食べたいし、有名店にも足を運びたい。
明神丸の藁焼き塩たたきは絶品です。
せっかく四国まで足を運ぶなら、高知県のキャンプ場に滞在して、鰹のたたきを食べましょう。
スノーピークのキャンプフィールドを旅の拠点にして連泊する
おち仁淀川か土佐清水、どちらかのスノーピークキャンプフィールドをメインに据えたキャンププランを立てます。
別に「ピーカーだから贔屓にしている」ってことではなく、ちゃんと理由があります。
理由1:洗濯機が無料(おち仁淀川・土佐清水とも)
ファミリーキャンプだと、ほぼ毎日洗濯します。
洗濯機が無料なのはすごく嬉しい。
すごく混雑するかと思いきや、それほどでもありません。連泊じゃない人も居るし、全員が洗濯する訳じゃないので。
理由2:シャワーが無料(おち仁淀川のみ)or温泉併設(土佐清水のみ、大人400円)
連泊だとシャワー・お風呂は必須です。
シャワーが無料だったり、手ごろな価格の温泉が併設されてたりすると嬉しいです。
理由3:スノーピーク直営店が併設(おち仁淀川・土佐清水とも)
ペグを無くしたり、ガイロープが切れたり、OD缶が不足したり。
長旅では備品の不足がけっこう発生します。
そんな時、管理棟にスノーピーク直営店が併設されていると心強いです。
想定外のギアが欲しくなるリスクも高まりますが。
最後は香川県か徳島県でコテージ泊
最終日はコテージ泊がオススメ。
できるだけキャンプ道具を出したくないのでキャビン(台所や調理器具が無い)よりコテージの方が良いです。最後にホッと一息つけます。
もし前のテント泊が雨撤収だったとしても、最後がコテージ泊ならテントを干して乾かせるチャンスがあります(晴れたら)。
最終日はサッと荷物をまとめて早めにチェックアウト。
昼食に美味しい讃岐うどんを食べて、渋滞しないことを祈りつつ帰路につきます。
最終日のキャンプ地はなるべく京都に近い位置、香川県か徳島県が理想です。
疲れの溜まった最終日に高知県から6時間以上かけて帰宅するのはキツいですからね。
以上、大作になりましたが、四国キャンプ旅行のポイントをまとめてみました。
これから四国キャンプ旅行してみようかな、と思っている人の参考になれば幸いです。
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