どうも、キャップです。
リビングシェルS、リビングシェル、リビングシェルロング Pro.の3兄弟を制覇したので、リビングシェルシリーズの比較検討用まとめ記事を作成しました。
リビングシェルシリーズの購入・買い替えを検討している方の参考になれば幸いです。
リビングシェル3種類のサイズ感
リビングシェルシリーズの購入・買い替えを検討している方はサイズが気になってると思います。
まず最初にスペック上のサイズを比較してみます。
残念ながらリビングシェルSは2022年の製品ランナップから消えて廃番になりましたが、限定モデル等で復刻する可能性もありますし、比較用に掲載しておきます。
3種類の各寸法
リビングシェルS
出典:スノーピーク
リビングシェル
出典:スノーピーク
リビングシェルロング Pro.
出典:スノーピーク
リビングシェルS → リビングシェル → リビングシェルロング Pro.
の順にそれぞれ
- 全長:350cm → 455cm → 530cm
- 横幅:320cm → 415cm → 415cm
- 全高:205cm → 210cm → 220cm
です。
3種類のサイズの違い
全長
リビングシェルロング Pro.はリビングシェルSより全長が180cmも長いです。大人の身長ほど差があるってことですね。
横幅
リビングシェルSだけが短いです。
リビングシェルとリビングシェルロング Pro.の横幅は同じです。
全高
それほど差は無し。
最小サイズのリビングシェルSでも205cm。リビングシェルロング Pro.と15cmしか違いません。
リビングシェル3種類の良い点・悪い点
サイズの違いも踏まえ、良い点、悪い点を簡単にまとめてみました。
当たり前ですが100点満点の幕はありません。良い点があればその代償として悪い点があります。「悪い点」と表現しましたが「欠点」ではなく「特徴のひとつ」です。
1.リビングシェルSの良い点・悪い点
〇:軽量コンパクトで設営が超簡単かつ大人が立てる室内高。
×:インナールームが小さい(親子2人がギリギリ)。
2.リビングシェルの良い点・悪い点
〇:設営が簡単、かつ狭めの区画サイトでも設営できるオールマイティーなサイズ。
×:インナールームを張ると余剰スペースは家族4人のリビングとして少し狭い。
3.リビングシェルロング Pro.の良い点・悪い点
〇:家族4人で2ルーム的に使えるサイズなのに設営が楽ちん。ほぼフルメッシュにできる。
×:Pro.幕なので重い。シールドルーフを付けるのが大変。
以上はあくまで僕個人の感覚によるものです。
長所・短所はサイズ設計から発生する表裏一体の特徴なので、自分に合ったサイズを選べば〇(長所)を享受できますが、それと引き換えに諦めなければならない部分が×(短所)です。
どのリビングシェルを選ぶ?
本体が大きくなるほど強度が必要なので同シリーズでも素材が違います。
本体の素材はリビングシェルロング Pro.が150Dポリエステルオックス。リビングシェルとリビングシェルSは75Dポリエステルタフタ。
ちなみにランドロックも本体の素材は150Dポリエステルオックスです。
仕様や素材は予告なく変更される場合があるので、気になる方はスノーピーク公式サイトで最新情報をご確認ください。
とは言え、どのリビングシェルにするか、素材で決める人は少ないと思います。
以下、「この使い道ならこれ」という僕の意見です。
あくまで個人的な主観ですが、一応それぞれの幕を数年使用した実感を踏まえたものです。
冬キャンプでストーブをインする考え方は自己責任なのでご了承ください。
家族4人でオールシーズン楽しみたいならリビングシェルロング Pro.
4人で冬もキャンプするなら、リビングシェルロング Pro.の一択です。
対抗馬はスノーピークならランドロック、他社ならトンネル型ツールーム等かと思います。
僕はランドロックや他社のトンネル型ツールームを所有・使用したことが無いので断言できませんが、このクラスのサイズで、ここまで設営し易い幕はなかなか無いと思います。
家族4人で1泊2日とかだとテント設営にかける時間と労力はできるだけ減らしたいので、そういう意味でもリビングシェルロング Pro.はベストチョイスだと思います。
名前に「Pro.」と付いてて値段も高いので「上級者用の幕なのでは」と思うかも知れませんが、全くそんなことはありません。
初心者でも家族4人で長くキャンプを続けていくつもりなら、最初からこれを買ってしまえば良いと思います。後悔することは無いはず。
専用インナールームは必須です。
他社製でカンガルーしても良いですが、スペース効率では専用に適いません。
インナールームを設置した後に生まれるリビングスペースは家族4人でも十分な広さです。
フジカハイペット等の石油ストーブをインしても、室内レイアウトにはそこそこ余裕ありますし、もろもろ考えても家族が幸せになれる幕だと思います。
3人ならリビングシェル
家族3人でオールシーズンキャンプをするつもりならリビングシェル。
僕は最初にリビングシェルを購入したのですが、家族4人でオールシーズンキャンプを続けてると室内空間が手狭に感じ始め、リビングシェルロング Pro.に乗り換えました。
誤解のないように付け加えますが「家族4人だと無理!」ではないです。工夫すれば家族4人でも使えます。
でも僕は「リビングシェルロング Pro.だったらもう少し広いのかな~・・・」と妄想し始めてしまいました(そうなると妄想が止まらない)。
専用インナールームを設置した後の室内空間はこんな感じ。
3人で使用するなら他社製インナーテントでカンガルースタイルもアリだと思います。
親子3人で使うならならリビングシェルはジャストサイズだと思います。
少し狭めの区画サイトでも苦労せず張れますし、持ち運びサイズもそこそこコンパクト。
石油ストーブをインした時の熱効率(≒室内の暖まり方)も良好です。
サイズバランスはシリーズ3兄弟の中でリビングシェルがベストじゃないかと思います。
ソロや寝室用途ならリビングシェルS
最後にリビングシェルS。
スノーピークの説明には
1~2名程度での使用に適したサイジングでリデザインしました
とありますが「寝るだけ」と割り切れば家族4人が立って着替えられる寝室としても使用可能だと思います。
ソロ幕としては十分過ぎるスペックと大きさ(と言うかオーバースペック)。
ソロなら室内にコットを置いて更に各種道具を配置できる広さです。
ゼクーMもそうでしたが、設営の楽なシェルターは冬のデイキャン(タープだと寒い)でも活躍します。
シェルターなので風を遮ってくれますし、石油ストーブをインすれば暖まれて重宝します。
個人的な意見としては、リビングシェルSは2つめのリビングシェルに最適です。
「いざとなればリビングシェルロング Pro.がある」という安心感の元、「今回はリビングシェルSで出撃してみようか」という選択ができる。この幸福感はたまりません。
リビングシェルの購入・使用レビュー
- リビングシェルS
- リビングシェル
- リビングシェルロング Pro.
を購入した時に僕が投稿したレビュー記事を紹介します(購入した嬉しさから少し浮かれた文章になっています)。
購入前に検討したことや購入に至った理由などをまとめています。
「説明はわかったけど、実際に使ってみた感じが知りたい」という方に。
少しでも疑問点がクリアになれば幸いです。
リビングシェルS:2020年9月
最後に購入したのがリビングシェルSです。
今もお気に入りです。
リビングシェル:2017年11月
最初に購入したのがリビングシェルでした。
既に手放してしまいましたが、リビングシェルの使いやすさと快適さに惚れ込みました。
リビングシェルロング Pro.:2019年4月
今も我が家のメイン幕。
設営しやすく、2ルームとビッグシェルターの良いとこ取り。非の打ちどころがありません。
インナールームの購入・使用レビュー
- リビングシェルS
- リビングシェル
- リビングシェルロング Pro.
のインナールーム購入レビューです。
インナールームの記事なのでサイズ感が伝わるように配慮したつもりです。
リビングシェルSのインナールーム:2022年10月
アメニティドームSのインナーテントでカンガルースタイルにするつもりでしたが、思い直して純正インナールームを購入しました。結果、買って正解でした。
※廃番品なので中古市場でしか入手できません。
リビングシェルのインナールーム:2018年9月
リビングシェルを購入してからインナールームを購入するまで随分と悩みました。
すぐに買っておけば良かった。
リビングシェルロング Pro.のインナールーム:2019年7月
リビロンと同時に購入しました。
リビロンを所有するならマストアイテムと言って良いと思います。
リビングシェルの設営と修理について
出典:スノーピーク
リビングシェルの設営や修理にまつわる記事です。
リビングシェルは設営しやすく、作りも頑丈なので必須情報ではありませんが、いざという時の情報として。
リビングシェルの設営方法:2017年12月
たぶん説明なんか見なくても直観的に設営できますが、「どれくらい設営が簡単か」の参考になれば。
リビングシェルロング Pro.のシールドルーフの設置方法:2019年8月
今でもリビロンのシールドルーフの設置は苦手です。
でもスノーピークが推奨する方法で設置すれば、多少は楽になります。
リビングシェルのリッジポール修理:2018年4月
強風でリビングシェルが横転してしまい、リッジポールが曲がってしまいました。
スノーピークに修理依頼するとこんな感じ、という参考になれば。
以上、リビングシェルシリーズ比較検討用のまとめ情報でした!
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