どうも、キャップです。
フライパンは調理道具の中でも使用頻度が高いので「良いもの」が欲しいですよね。
今でも時々「新しいフライパンが欲しいな~」と思います。
フライパンは種類が多過ぎて迷います。キャンプ用じゃなく家庭用を選んでも良い訳だし。
僕が今まで使ったもの、購入時に比較検討したものの中から「今買うならコレかな」というフライパンを厳選して紹介したいと思います!
ファミリーキャンプで使うフライパンの条件とは?
1.サイズは22cm~26cmがベスト
ファミリーキャンプで使うフライパンのオススメサイズは22cm~26cmです。
家庭用フライパンで「1番使いやすい」と言われているのが26cmです。
fan5などの有名なクッカーセットに含まれるフライパンはだいたい22cm~24cmです。
28cmは大き過ぎる
「1番使いやすい」と言われている26cmは3人家族を想定したサイズだそうです。
4人家族だと28cmがオススメのようですが、これは家庭用の場合。キャンプ用の鍋やクッカーはだいたい直径25cm以内だと思うので、キャンプ道具として持ち運ぶ場合28cmはちょっと大き過ぎますね。
20cmは小さ過ぎる
20cmは朝食で1人分のソーセージを炒めたり目玉焼きを焼いたりするのにちょうど良いサイズ。
ファミリーキャンプで夕飯の調理をするには20cmだと少し小さく感じると思います。でもサブのフライパンとしてひとつ持ってると便利なサイズです。
2.素材は鉄製がベスト
ここは賛否両論あると思いますが、僕は鉄製のフライパンをオススメします。
サイズ違いで2つフライパンを持つなら、メイン・サブどちらかのサイズが鉄製だと良いですね。
鉄製のフライパンは空焚きの心配がありません。熱に強く直火(炭、焚き火)料理も可能です。熱伝導率が高く冷めにくい(高温を維持できる)ので肉が美味しく調理できます。
メンテナンスが大変なイメージがありますが最近は「鉄だけど錆びにくい」という素材も多いです。
アルミ製やチタン製よりも扱いやすい
アルミやチタンは軽いので山岳系クッカーの素材に採用されることが多いです。
その「軽い」という特性を活かす為に薄いものが多いのですが、薄いアルミは火のあたる部分が焦げやすく、薄いチタンは焼きムラが出やすいです。
ファミリーキャンプのメインで使うフライパンの素材にあえてアルミ製やチタン製を選ぶメリットは少ないと思います。
ステンレス製は薄いと焦げるor厚いと高価
薄いステンレス単層のフライパンも焦げやすいです。
底が肉厚or多層構造(アルミ+ステンレス等)だと熱が均一に広がるので焦げ付きにくく使いやすいんですが、値段が高くなりますし、重さは鉄製のフライパンと殆ど変わりません。
表面加工されたフライパンは耐久性に難あり
フッ素加工、テフロン加工、ノンスティック加工など、焦げ付き防止の表面加工が施されたフライパンは手入れが楽です。ファミリーキャンプ向きとも言えます。でも表面加工が剥がれてくるので定期的に買い換えることになりますね。耐久性に課題あり。
3.フタ付きがベスト
これは好みの問題ですがフライパンのフタがあると何かと便利です。
フタをすることで蒸気を閉じ込め「蒸す」という工程を加えることができます。
ジャガイモを茹でずにジャーマンポテトが作れます。目玉焼きが美味しく作れます。
メインで使うフライパンのオススメ
極SONS COCOpan ベーシック 26cm(COCOpan)
今やココパンは持ち手が外れるフライパンの代表選手ですね。
覚悟を決めて長く使えるファミリーキャンプ用のフライパンを選ぶなら、今のところこれがベストじゃないかと思っています。
極シリーズは国産の鉄フライパンメーカー「リバーライト社」とのコラボ商品です。
鉄を特殊熱処理(窒化鉄)することで錆びにくいのが特徴。
サイズ展開が豊富で、直径16cm~28cm、深さも5種類から選べます。
直径が違うフライパンをスタッキングできるので持ち運びやすいです。
ちょっと重いですが大小2つのココパンを持っていれば、便利さ・満足度とも最強じゃないかと思います。
別売りですがフタもあります。
クラシックフライパン 28cm(ターク)
鉄製造で有名なドイツのルール地方で1857年に誕生したturk(ターク)。鍛冶職人が一つひとつ手仕事で鉄の塊を叩いて仕上げたフライパンは100年使えると言われています。
鉄フライパンの王道。永く愛せる逸品だと思います。
ハンドルが長くて持ち運びがちょっと大変そうですが、キャンプに持って行くだけで気分がアガりそう。
タークの鉄フライパンには「クラシック」と「ロースト」の2種類があります。
クラシックは鉄の塊(銑鉄)を叩き続けて鍛造された、つなぎ目のない一体型のフライパンです。手作りなのでローストより高価。対してローストは量産品で取っ手は溶接ですがクラシックより安価です。
底が浅い独特の形状なので一般家庭のメインで使うなら6号(28cm)がオススメのようです。底が浅いのでフタはありません。
バーミキュラ フライパン(バーミキュラ)

高価だしホーローコーティングなのでキャンプに持って行くのは勇気がいりますが、一度使ってみたい。超魅力的です。欲しい。
鋳鉄製ですがスキレットと言うよりフライパンに近いと思います。
最薄部は1.5㎜、重さ約1.1㎏。別売りでフタもあります。
水が馴染む独自開発のホーローコーティングが施されており、余分な水分が瞬時に蒸発します。
一般的なアルミ×フッ素コート加工のフライパンより100倍早く水分が蒸発するそうです。すごい。
もやしを炒めるだけで、シャキシャキッと食感豊かな絶品料理が完成。
公式HPの想いや解説を読むだけで期待が膨らみます。これマジで欲しいです。
スキレットコートパン(アイリスオーヤマ)
これは僕がずっと気になってる商品です。
鉄製じゃなくアルミ製なんですがスキレット風のコーティングが施されています。
24cmでフタ付きです。20cmの深型フライパンもセット。
スクエアタイプは収納時にデッドスペースが生まれにくいし、把手も取り外し式なので収納・運搬しやすそう。キャンプ向きだと思います。
このセットだけで鍋とフライパンの用途をそこそこカバーできそうです。
サブで使うフライパンのオススメ
ちびパン(ユニフレーム)
ちびパンはオススメですよ。
サイズは16cm。素材は黒皮鉄板(くろかわてっぱん)。
アヒージョを作って放置しても錆びないし、臭いが気になれば洗剤でゴシゴシ洗えてメンテが楽チンです。
僕はリッド(フタ)も一緒に買いました。目玉焼きが美味しく作れて幸せです。
サブのフライパンとして良い仕事します。2個目を買おうか迷ってます。
アルパインフライパン 20(モンベル)
鉄製じゃなくアルミ製です。最近購入しました。
サッと炒めたり焼いたりする時に便利。
- サイズ20cm
- 軽い
- 表面がノンスティック加工
- ハンドルが折り畳める
- そこそこ安い
この条件で探したらモンベルに辿り着きました。
ちなみに僕が持っているタイプは既に廃番になってます。
今は「アルパインフライパン 20 ディープ」という深型タイプのみが販売されています。
その他の候補は以下でしたが、どちらも「シリーズで揃えたくなる沼」がヤバそうでやめました。

モンベルは「ハイキング・登山の道具」のイメージが強いんですが、この20cmのフライパンはアリですね。
息子と2人のデュオキャンプはこれを持って行きます。
ファミリーキャンプでも料理を簡単に済ませたい時はスキレットじゃなくこっち。
スキレットのオススメ
スキレットはフライパンと別枠にしました。
スキレットは分厚い分、フライパンより重いです。そのぶん蓄熱性が高く、無骨で重厚感があります。所有欲を満たしてくれるアイテムです。
スキレット 10インチ(ユニフレーム)
ユニフレームのスキレット(10インチ)は僕のイチオシです。
- サイズ25cm
- 鉄製
- フタ付き
と僕が掲げるフライパンの条件を全て満たしています。素材は錆びにくく洗剤で洗える黒皮鉄板(くろかわてっぱん)です。
ちょっと重いのが難点ですが、密閉性の高いフタも付属するし、フライパンとして万能です。
ちなみに調理中は把手が熱くなるのでハンドルカバーは必須です。
別記事で詳しく紹介しています。

ロジック コンボクッカー(ロッジ)
「いつか欲しいな~」と思い続けて3年以上経ってます。
どうせメンテの必要な鋳鉄製を選ぶなら、いっそLODGE(ロッジ)を選びたい(僕の願望)。
ロジック コンボクッカーは蓋がスキレットで鍋がダッチオーブン。まさに「1粒で2度おいしい」優れものです。しかもIH対応です。
スキレット(ニトリ)
僕が最初に買ったスキレットです。
通称ニトスキ。安くて高品質。
ごく普通の鋳鉄製なのでメンテは必要です。食材を入れたまま翌朝まで放置しておくと錆びます。
出典:ニトリ
でも鋳鉄製のスキレットがこの価格で手に入るのはありがたいですよね。
「試しに買ってみようかな」と思える値段。サイズは19cmの方が何かと汎用性が高いと思います。
鉄フライパン・スキレットのメンテナンス
鉄フライパンやスキレットは使用後に薄く油を塗っておくことで錆びを防止できます。
錆びにくいと言われる黒皮鉄板でも「使い終わった後は薄く油を塗っておきましょう」と説明されています。
食用油を薄く塗って、軽く炙って湿気を飛ばして収納する感じですね。
でも、次に使用する時、ちょっと表面がベタついていたり、隅っこが少し茶色くなっていたりします。そして少し臭い。これは食用油が酸敗するからです。
僕は最近、使用後のシーズニングにクリスビースティックを使っています。
クリスビースティックは酸敗しにくい油で出来ており、スティック型なので塗りやすいです。あと、シーズニング専用の道具として食用油とは別の場所に保管できる点も気に入ってます。

まとめ
この記事に載せたオススメのフライパン、本当にどれも僕が欲しいです。
オススメを絞るのが大変でした。フライパン選びも沼ですね。
でも大事なのは「どんなフライパンを買うか」じゃなく「どれだけフライパンを活用できるか」だと思います。
買っただけで満足してしまい、キャンプ料理は毎回手抜き・・・みたいなことにならないように、財布と相談しながら、ちゃんとキャンプで使いこなせるフライパンを選びましょう。
以上、ファミリーキャンプで使うフライパンのオススメ5選でした。
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