どうも、キャップです。
実はリビングシェルロングPro.と一緒にもう一つ、憧れのPro.幕を購入しました。
HDタープ シールド ヘキサエヴォ Pro.です!
手に入れたのは1ヶ月以上前なんですが、最近やっと実戦投入できたので初張りの写真と共にレビューします。
入門用タープからアメニティタープ ヘキサLに
僕が初めて買ったタープはキャプテンスタッグのオルディナ ヘキサタープでした。
今はもう手元に無いですが、最初の頃は泊まりでもデイキャンプでも必ずこのタープを張ってました。
値段が手頃、そこそこ大きく、ポールもセットと3拍子揃っていて入門用タープに最適でした。
弱点はガイロープと自在金具。半年ほどで摩耗してダメになりました。幕はまだまだ使える状態だったのですが、これを機に2代目にバトンタッチ。
テントがアメニティドームMだったのでタープもスノーピークが欲しくなりエントリーラインのアメニティタープ ヘキサLを選びました。
スチール製のポールとペグが付属しており、スノーピーク製品の中でもアメニティドームと並んでお買い得なアイテムです(アメドは度重なる値上げでエントリーモデルとしては高価な部類になってしまいましたが)。
エントリーラインで揃えるとサイトに統一感が出るので満足度アップ。軽くて強度も遮光性も必要十分。初心者がじっくり使い込んでいくタープとして最適だと思います。
僕はこのアメニティタープ ヘキサ Lで小川張りのコツを覚えました。アメニティタープ ヘキサLは小川張りしやすいですよ。
ちなみに最近発売されたエルフィールドもエントリーライン。アメニティタープと同配色で統一できますね。
でもPro.幕が欲しくなるスノーピーク沼
出典:スノーピーク
アメニティタープ ヘキサLに大満足していたはすが人間とは欲深いものです。
キャンプ場でPro.幕のタープを見ると色も形も素晴らしくて「いつかPro.幕のタープが欲しい」と思うようになりました。
アメニティタープ ヘキサLの欠点を強いて挙げるなら
- エントリーラインの配色が明る過ぎて重厚感に欠ける
- シールド加工(遮光ピグメントPU)されておらず真夏は少し影が薄く感じる
という2点くらいでしょうか。
ま、Pro.幕と比較してイチャモン付けてるだけですね。アメニティタープ ヘキサLがダメと言う話ではありません。
ヘキサエヴォ Pro.のシルエットの美しさと、いかにも遮光性の高そうなカラーリング。あれを見てPro.幕に対する憧れが抑えきれなくなった、というのが実態です。
たいした理由じゃなくてスミマセン。
アメニティタープ ヘキサLとHDタープ シールド ヘキサエヴォPro.を比較
比較して何かが見えてきたとて「買いたい」という気持ちは揺らがないのですが、何かを求めて比較していきます。
出典:スノーピーク
出典:スノーピーク
上がアメニティタープ ヘキサL、下がヘキサエヴォPro.です。
設営に必要な面積
まず前提として、どちらのタープを張るにせよ(説明書通りに綺麗に張るには)10mを越える(約12m)エリアが必要です。
一般的な区画サイトは広くても10m×10mほどですから、テントとタープの両方に張るには工夫が必要ですね。理想は広々としたフリーサイト。
- アメニティタープ ヘキサL = 長辺が1,220cm
- ヘキサエヴォPro. = 長辺が1,160cm
ということでヘキサエヴォPro.の方が最大長は短いです(ペグダウンする位置まで含むと)。
ヘキサエヴォPro.の特徴は横幅(ウイングポールを結ぶ辺)よりも縦幅の方が長いこと。縦幅が長くなる理由はペグダウンの位置が遠いからです。
ウイングポールの長さ
- アメニティタープ ヘキサL = 280cmと240cm
- ヘキサエヴォPro. = 両方280cm
アメニティタープ ヘキサLは傾斜をつけて稜線を美しく見せる為にウイングポールの高さが左右で異なります。ヘキサエヴォPro.は左右対称。
ヘキサエヴォPro.はレクタタープの特徴も併せ持つのでこういう構造になっています。
必要なペグの数
- アメニティタープ ヘキサL = 8本
- ヘキサエヴォPro. = 6本
実はヘキサエヴォPro.の方がペグダウンの数が少なくて済みます。6本。
何故かと言うと、メインロープとサブロープを同じペグで留めるから。
でも設営する時はいったん全てのロープを個別にペグダウンする必要があるのでペグが10本必要です。これは実際に設営してみないと理解しにくいかも。
HDタープ シールド ヘキサエヴォPro.をゲット!
手に入れた!箱を眺めるだけでニヤけてしまいます。
幼い頃、ラジコンやガンプラの箱を眺めていた時の感情と似てますね。
「遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム」の文字。
これですよ。オーバースペックと言われても悔いは無し。この自己満足こそが全てです。
図を見てイメトレ。
でも実はちゃんと読んでなくて後で苦労することになります。
HDタープ シールド ヘキサエヴォPro.を綺麗に張るコツ
いよいよ開封して実際に張っていきます。
まずはサブロープをもやい結びでタープに接続。僕は「サブロープはタープに付けっぱなしにする派」です。
初設営の1枚。
アメニティタープを立てた経験があれば大丈夫だろう、と油断してました。
風が強かったこともあって10本ペグダウンするのに大苦戦。
最後はペグを6本にまとめるはずでしたが、ピンと張れる位置を探り当てることができずペグ10本のまま過ごしました。
緊張感の無いシワが目立ちます。ピン張りには程遠いですね。
L-Breathもりのみやキューズモールのスノーピークストアで店員さんに聞いたところ、
- 先にペグを10本使ってタープを張り終えてから
- ウイングポールのメインロープのペグ位置をサブロープのペグ位置に合わせてまとめる
のが良いよ、とのこと。
リベンジ2回目の設営。ペグ6本で立てることに成功!
初回より早く綺麗に張れました。ナイスアドバイス!!
「美しさと有効面積の広さを両立」って本当かも。
稜線の美しさを維持したまま、ポール4本でレクタタープ級の大きな影が作れます。
本当のレクタタープだとポールが6本必要ですからね。良く考えられた設計だと思います。さすがグッドデザイン賞。
あと細かい点なんですが、Pro.幕になるとガイロープと自在金具もアップグレードされます。
直射日光がキツくてこの写真じゃ伝わり辛いですが、グレーと赤の組み合わせが渋いんです。満足度高し。
ロングデイジーが欲しくなる<追記:2020年6月1日>
タープの美しい姿に見惚れていると、タープ下の空間を演出したくなってきます。そうなるとロングデイジーが気になってきます。
モトハシテープも渋くて好きなんですが、全長190cmだとウイングポールの間を渡すには長さが全然足りないんですよね。
ロングデイジーのベルト長は約6.0m。最大の特徴はこの「巻き付けベルト」。これがあるおかげでタープを設営した後からでもロングデイジーを設置できます。
この長さのロープをポールに留めておく為、「ポールの側面にしっかり密着してスリップしない素材」を探すのには相当苦労した模様。開発ストーリーが公開されています。
慣れないうちは遠慮してテンションが不足しがち。
思い切って、ちぎれそうなくらいビンと張ってください。そうすればズレ落ちてくることはないです。
本来の用途とはちょっと違うかも知れませんが、雨の日にも重宝します。
タープの内側に色々と吊るせて便利。
慣れてくれば小川張りも<追記:2020年9月24日>
リビングシェルSをまたいで小川張りしてみました。
使い慣れてくると色んな張り方をしてみたくなります。小川張りはその代表選手。
ただ、ヘキサエヴォは幕が大きく重量もそこそこあるので、延長テープやロープの向こう側にポールを立ててピン張りするのは、けっこう手間です。
この日はソロだったので、一人でこの小川張りを成立させるのに、かなり苦労しました。
でも、納得いく張り方ができた時の満足度は非常に高い。それがヘキサエヴォです。
まとめ
HDタープ シールド ヘキサエヴォ Pro.買って大正解でした。
見た目に惚れて買ったのですが、実用性と利便性を兼ね備えた素晴らしいタープだなと思います。
これはリビングシェルロングPro.との連結が楽しみです。早く連結したい!
以上、HDタープ シールド ヘキサエヴォ Pro.の購入レビューでした!
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