どうも、キャップです。
ユニフレームのネイチャーストーブはラージサイズがどの店を見てもずっと品切れでした。たぶんメーカー欠品してたんじゃないかと。
お気に入りに登録して入荷待ちしていたところ、今月(2019年12月)になってやっと入荷の連絡が届いたので急いでゲットしました。
Lixadaの折りたたみ式ウッドストーブ(Amazonの中華製)からの乗り換えレビューです。
折りたたみ式ウッドストーブを子供の「マイ焚火台」に
焚き火をしてると息子が「僕もやりたい!」と言い出します。
火バサミを貸してあげるのですが、子供の握力だと太い薪を掴んで持ち上げるのは難しい。
火バサミを上手に使えないので、そのうち落ち葉や小枝を素手で焚火台に放り込み始めます。
炎に手を突っ込みそうで、すごく危なっかしい。見ててハラハラします。
たまたまネットで見つけたコレを購入してみました。
小枝とか松ぼっくりを燃やして遊べる、折りたたみ式の小さなウッドストーブ。一応チタン製です。
小枝と松ぼっくりを燃やしてみました。それなりに焚き火を楽しめそうです。
10cm満たないコンパクトサイズですが、「マイ焚火台」を与えられて息子は大喜びでした。
Lixadaのウッドストーブはここが弱点
1.すぐに燃焼効率が落ちる
使い慣れてくると息子は「これ、あんまり燃えない」と言い出しました。
底板の通気孔が塞がれて空気が循環せず燃焼力が落ちるようです。
底辺9cm×9cmの極小サイズなので本体内はすぐに燃えカス・灰でいっぱいになります。
通気孔が詰まると言うより底板全部が灰で埋もれてしまう感じです。
こまめに灰を取り除いてあげれば燃焼力は回復するんですが、本体は灼熱状態なので子供に処理させる訳にもいかず、僕が付きっきりで灰除去係をするハメに。
2.小さ過ぎて焚き火調理には不向き
BE-PAL(ビーパル) 2018年7月号にCHUMSの小さなスキレットが付いてきたので、これを息子にプレゼントしました。
ソーセージが数本しか入らない大きさですが子供用としては十分です。
「コレを使って僕の焚火台でソーセージを焼く!」
と意気込んでましたが、このスキレットは小さ過ぎてウッドストーブにうまく載りませんでした。。。
Lixadaのウッドストーブは底の径が10cm以上の鍋なら載せることが可能(五徳は無いですが)。もしくは小さな焼き網を置くか。
ただし調理器具を載せると燃料投入が面倒です。本体横の小さな開口部からチマチマと落ち葉や小枝を投入し続けることに。
加えて燃えカス・灰が溜まる度に調理器具を降ろして灰除去作業が必要です。
いずれも本体容積が小さいが故。焚き火を楽しみつつ調理もしたいなら、もう少し大型のウッドストーブじゃないと駄目ですね。
調理するなら燃料はアルコールか固形燃料。焚火台じゃなく「風防 兼 五徳」として使うならアリかなと。
3.直火状態になるので地面を傷める
一応地面から浮いた状態で、小さな灰受け皿も付属します。
が、地上高はわずか数cm。地面に熱が伝わるし灰もこぼれます。ほぼ直火状態。
ユニフレームの焚き火テーブルを下に敷いたりしてましたが、「こんなサイズのウッドストーブの為になんでワザワザ・・・」という不条理感は否めず。
ユニフレームのネイチャーストーブとは?
出典:ユニフレーム
ユニフレームのネイチャーストーブはズシリと重い総ステンレス製の質実剛健なギアです。
そんじょそこらの格安ウッドストーブとは質感も強度もケタ違い。さすがファイヤグリルや焚き火テーブルなどの銘品を生み出しているユニフレーム製。
ユニフレームのステンレス製ギアは実直な企業姿勢が感じられて好きですね。
サイズが2つのあり、ラージにはしっかりした五徳が付属します。
最大の特徴は底部が全面メッシュである点。
ストーブ本体の煙突効果で生まれる上昇気流を妨げず、空気(酸素)を大量に取り込むので、高い燃焼効率を維持できます。
もちろん灰が溜まってくると燃焼効率は落ちると思いますが、「全面メッシュ」と「穴が空いた底板」では取り込める空気の量は比べ物にならないほど差があるのではと思います。
ラージサイズは
- 燃焼効率が落ちにくい(底面が総メッシュなので)
- 小さな鍋も置ける五徳がある
- 本体容量が大きく側面にも大きな窓があるので調理時も燃料投入が楽
と3拍子揃っており、これなら息子の不満も解消できそうです。
ユニフレームのネイチャーストーブ ラージを開封
箱から出したところ。収納袋に全て収まった状態です。
セット内容。
左上から時計周りに前面板、底板、天板、本体。
本体近影。けっこう重くて、いかにも頑丈そう。
本体は3連です。
本体の左右に把手が付いています。
底板。脚が付いています。
脚を広げて立てました。これが土台になります。
赤丸を付けた部分が組み立て時のポイント。後述します。
何も考えずにササっと組んでみました。
何だかガタつきます。
底板と本体がフィットせず、どうも収まりが悪いです。
ネイチャーストーブを組み立てる時の注意点
本体の両サイドの下部に穴があります。
底板とセットする際、この穴に底板の突起を挿し込んで固定するようです。
なるほど。
こんな風に先に前面板をはめて本体を組んでしまうと、底板の突起を穴に挿し入れるのは困難になります。
まずこんな状態で先に底板に本体をセットします。
この時点で本体の穴に底板の突起を挿し入れた状態にしておきます。
その後、前面板をハメます。
ちょっとキツいけど、何とかセットできました。
これで穴にちゃんと突起が刺さりました。
ちゃんと穴に突起が刺さってます(クドい)。
最後に天板を置けばセット完了です。
この五徳付き天板もズシリと重く、かなり頑丈そうです。
本体と底板が固定されれば持ち上げても分離しません。
よく考えられた構造ですね。
解体して再び収納袋に入れます。
袋の寸法には若干の余裕があるのでキツキツじゃないです。
ネイチャーストーブと併せて使いたい焚き火シート・スパッタシート
ユニフレームのネイチャーストーブは底板がメッシュなので火の粉や灰が地面に落ちることがあります。
脚があるので純粋な意味で「直火」じゃないですが「ほぼ直火」の状態だと思った方が良いと思います。
殆どのキャンプ場が直火禁止である昨今、地面を養生する意味でも、焚き火シート、スパッタシートの使用をオススメします。
一番オススメなのはロゴス(LOGOS) のたき火台シートです。僕はこれを買いました。
広げたサイズは80cm×60cm。
ネイチャーストーブ ラージの底面の大きさは約25cm×25cmなので十分収まります。
スノーピークの焚火台Lのベースプレート(45cm×45cm)も収まるので、コレひとつ持ってれば色んな焚火台をカバーできます。
値段とサイズを考えると今のところベストバイ。
もうひとつオススメを挙げるとしたら、このトラスコのスタッパシート。
サイズ感が60cm×60cmの正方形ってとこが絶妙。色も好みです。
ネイチャーストーブと併せて使いたいキャンプ羽釜
出典:ユニフレーム
「炊いたご飯が美味し過ぎる!」と話題のユニフレームのキャンプ羽釜3合炊き。
これ、ユニフレームのネイチャーストーブ ラージにセットできるサイズで設計されてます。同じユニフレーム製なので当然と言えば当然ですが神フィット。
ただしセットできるのはラージサイズのみ。ノーマルサイズのネイチャーストーブには大き過ぎてセットできません。
キャンプ羽釜はAmazonのレビューも絶賛の嵐。読んでたらお腹が空いてきます。
欲しいです、キャンプ羽釜3合炊き。
でも僕の手元にはラージメスティンとコールマンのライスクッカーがあるんですよねー・・・。
実戦投入が楽しみ
こんな着火方法の説明が載ってました。
チョロッとはみ出たティッシュに火を点けるだけで着火するんでしょうか。
この穴ですね。
実戦で試してみたいと思います。
以上、ユニフレームのネイチャーストーブ ラージの紹介でした!
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