かつての趣味は一眼レフで風景写真を撮ること
僕はキャンプに目覚めるまで一眼レフで風景写真を撮ることが趣味でした。京都に住み始めたこともあって被写体は神社仏閣が多かったです。
出典:南禅寺
2009年、南禅寺のホームページの「今月の表紙」に僕の写真が選ばれました。
上の画像はその時に嬉しくて保存したキャプチャ画像。写真関連で唯一の自慢できることかも。
一眼レフで写真を撮るのって、スマホとは違った良さがあります。
レンズ選び、構図決め、露出決め、ピント合わせ、シャッターを押す手応えとシャッター音。今でも一眼レフで写真を撮るとワクワクします。
「女子キャンプ」創始者のこいしゆうかさんも一眼レフの本を出しましたね。
キャンプと写真は相性が良さそう
子供ができると風景写真をじっくり撮る暇が無くなり、趣味として一眼レフを持ち出す機会もめっきり減りました。
自分だけじゃなく子供も一緒に楽しめる趣味を探してた時に出会ったのがキャンプです。
朝モヤの中に浮かび上がるテント、夕陽の逆光とタープのシルエット、湯気をあげて沸くケトル、皮手袋と焚き火の揺らめき・・・。キャンプにはフォトジェニックなシーンが多そうです。
キャンプに行けば一眼レフで写真も撮れる。これって良いこと尽くめなのでは?
そんな期待もありつつキャンプを始めました。
子連れキャンプの大変さは想像以上
ところが、小さな子供を世話しながらのキャンプ進行は大変でした。
キャンプ初心者のクセに誰の手を借りるでもなく息子と2人のデュオキャンプをスタートさせたもんですから、最初の頃はそれこそもう必死でした。
黙々と進行してたら日が暮れて、後から見返すとスマホ写真が数枚しか残っていない。
「キャンプも楽しんで、一眼レフで良い感じのキャンプ写真も撮る」のはけっこう大変だということが判明。キャンプ初心者で子連れなら尚更です。
子供が5歳未満だとドタバタ度は格段にアップしますね。甘かった・・・。
でもキャンプって不思議な魅力があります。
疲れてヘトヘトになって帰ってくるのに、また行きたくなる。「次はどこのキャンプ場に行こうかな」と考えるだけでも楽しい。
キャンプには「嫌な想い出」が殆ど無いです。自然の中で家族と過ごした記憶って「嬉しい想い出」として残るんでしょうね。これは大発見。
だったらやっぱり得意(上手かは別にして)の一眼レフで撮っておかないと勿体ないなーと思うようになりました。
キャンプ写真を撮るのに一眼レフカメラは必要か?
で、タイトルでもある「一眼レフじゃなくても良いんじゃね?」という疑問について。
今のスマホはカメラの性能がすごく良いです。
撮ったその場で写真を共有できるし、アプリを使えば写真加工もできるし、そのままクラウドストレージにアップすればPCに保存する必要もない。
キャンプでは大きなカメラを首から下げて動き回るのが大変なシーンも多いので、効率だけを考えるならキャンプ写真はスマホで撮るのがベストですね。
「必要かどうか」だけで言えば、わざわざキャンプに一眼レフを持っていく必要はないと思います。
たまに一眼レフで撮ろう
でもキャンプって楽しむ為の遊びです。
必然性や効率で合理的に判断したところで誰も喜びません。楽しくなけりゃ意味ないです。仕事じゃあるまいし。
「一眼レフで撮っておきたい」と思うなら撮ればいいだけ。できる範囲で。
今まで風景写真が中心だったからか「良い写真を撮ろう」「大事に撮ろう」という力みがあるんですよね、どこかに。
別に良いじゃん、ちょっと構図がイマイチでも、逆光でも。仕事じゃあるまいし。
うん、たまにはキャンプ写真を一眼レフで撮ることにしよう。
そうだ 一眼レフを持って キャンプ、行こう。
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