どうも、キャップです。
マキタの充電式ファンCF102DZはマジで良いですよ!!
色んなアングルから撮りまくった写真を大量に掲載します。
「夏キャンプ用に扇風機が欲しいけど、どうしようかな」と悩んでる方の参考になれば幸いです。
スノーピークから「フィールドファン」発売<追記:2020年3月27日>
2020年、スノーピークからフィールドファンが発売されました。
マキタの充電式ファンCF102DZと全く同じ製品です。
僕はカラーが好みだったのでスノーピークのフィールドファンに買い換えました。
「マキタの充電式ファンCF102DZの詳細」を知りたい方はこの記事をご覧ください。
「スノーピークのフィールドファンとの比較」を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ルーメナー(LUMENA)のコードレス扇風機も悪くないが
出典:Amazon
「キャンプで使うコードレス扇風機」の選択肢が増えてきました。
ルーメナー(LUMENA)がコードレス扇風機を発売して以降、キャンプに特化した扇風機が色々と発売されています。
店頭で色々なキャンプ用の扇風機に触れてみての感想は
- 「飾りじゃない本気のコードレス扇風機」としては必要十分
- ただし「炎天下の夏キャンプで頼りになる扇風機」としては微妙
という感じです(あくまで僕の勝手な印象です)。
マキタの充電式ファンCF102DZを知ってしまうと、風力もバテリー持続力も「それ相応」と感じてしまいます。
マキタの充電式ファンCF102DZは首振り機能付きの本気ギア
ずっと気になってたのはマキタの充電式ファン。
本命は最強バッテリーBL1860Bが使えて首振り機能のあるCF102DZです。
コードレスで首振り機能付き。
BL1860Bを使用すれば風力「強」で9時間も連続運転できます。さすがマキタ。
キャンプだけでなく家でも普通に(と言うか今ある扇風機よりも)使えそうです。
実物を確認して納得できたら買っても良いかな、と思ってました。
でも細かい情報や詳細写真がネットに少ないんですよね。YouTubeも調べたけどしっくりこず。
ホームセンターに行くとマキタのコーナーがあってシリーズ商品がどっさり展示されてるんですが、何故かこのCF102DZは展示されてなかったり。
あと、好みの問題ですがデザインに少し抵抗アリ。
- 独特のモデリング:アウトドアメーカーとは解釈が異なる無骨感
- 独特のカラーリング:いわゆる「マキタブルー」と称される工業的な色彩
要するにルックスが少し野暮ったい(私見です、すみません)と感じており、これまで導入を見送っていました。
マキタの充電式ファンCF102DZ購入!開封!!
お盆休みキャンプを数日後に控えた夜、迷いを振り切りポチっと逝きました。
届いたパッケージには「夏の現場に涼風」のコピーが。
そう、それが欲しかったんです。
前週の夏キャンプ撤収で地獄を味わっており、「あの灼熱地獄を少しでも軽減できるなら、それなりの投資はする」という心境になってました。
結果、買って大正解でした!!
もっと早く買っておけば良かった。
これがあれば夏キャンプの快適度は確実にワンランクアップします。
導入を悩んでるキャンパーに胸を張ってオススメできるレベルです。
以下、写真をたくさん掲載しますので、躊躇してる方の参考になれば!!
正面:コントローラー
台座の正面にあるボタン類。左から順に
- 電源ボタン
- 風力ランプ3個と風力切替ボタン
- タイマー時間ランプ3個とタイマー切替ボタン
- 首振りボタン
です。チャイルドロック機構はありません。
電源ボタンをOFFにしても風力は記憶されてます。
風力「中」で電源OFFしたら、次に電源ONした時は風力「中」でスタートします。
逆にタイマーと首振りモードは記憶されません。
首振りモード中に電源OFFした場合、その位置で首振りが停まりますが、次に電源ONした時は首振りモードは解除されてます。
首振りボタンは押すと首振りを開始し、もう一度押すとその位置で首振りが停まります。
真正面で止めるのにけっこうテクニックが必要。
背面:電源
背面。
台座にある筒状の出っ張りは、たぶん首振り用のモーター部分じゃないかと想像。
ファン裏のバッテリー装着部分。
ここにバッテリー(別売り)を上からガチャっと差し込む感じで装着します。
バッテリーを装着するとこんな感じ。
ガンダムのランドセルみたいですね。
台座の背面の隅っこには電源コード装着口があります。
つまり駆動電源はバッテリーだけじゃありません。DC12Vの家庭用電源でも作動します。
カバーはちょっと固め。外すと差し込み口が現れます。
付属の電源コード。
バッテリーは別売りですが、電源コードは標準装備です。
挿す側の端子はこんな形状。
専用形状っぽいですね。マキタの他の機種にも使えるのかは不明です。
背面:可動式フック
マキタの充電式ファンの大きな特徴、可動式フック。
持ち運ぶ際の把手としては勿論、フックとして色んな所に引っ掛けることができます。
この可動式フックは角度が調整できます。これが一番下の状態で、ここから7段階で角度が調整可能。
コクッコクッと絶妙な固さで止まります。
すぐに角度が変わってしまうほど柔らかくは無く、かと言って角度を変えるのが大変なほど硬くも無い。まさに絶妙な固さ。
例えば4段くらいの角度でパイルドライバーに引っ掛けて、上から風を送る、みたいな使い方も可能ですね。
1段(最下部)
2段
3段
4段
5段
6段
7段(最上部)
底面:三脚用の穴
底面はこんな感じ。中心部に大きな穴があります。
この大きな穴にはネジが切ってあります。
出典:マキタ
これは三脚を取り付ける為の穴です。
「ほう、じゃあビデオカメラを買った時にもらった三脚を装着してみようかな」
と思ってよく見てみると穴の径がデカい。
業務用の屈強な三脚を留める為の穴なので、カメラ用三脚の穴とは規格が違います。
こういうアダプターを介すことで普通のカメラ用三脚も使えます。
夕飯のテーブルに向けて「三脚+マキタ充電式ファンCF102DZ」をセットすれば、首振り機能で皆に涼風を届けることが可能です。
扇風機の為だけに三脚を持って行くのは微妙ですが、星空撮影などで一眼レフと三脚を持参するなら、カメラだけじゃなく扇風機も三脚に載せてみては。
側面:首の上下角度調節
ファンを支えるアームとの結合部分に上下角度変更のロックボタンがあります。
このロックボタンを押しながらファン部分を回すことで、角度を上下に変更できます。
これが一番下向きの状態。下には最大45度回ります。
これが一番上向きの状態。上には最大90度回ります。
冬キャンプで幕内の空気を循環させる際に役立つ機能です。強力なコードレスのサーキュレーターですね。
首振り機能
家族で使うなら首振り機能は必須
コードレス扇風機ってパーソナルユースを前提にしてる製品が多い気がします。確かに自分だけしか使わないなら首振り機能は不要かも知れません。
でも、ファミリーキャンプで使うなら首振り機能はあった方が良いです。
- 子供2人が取り合いの喧嘩をしないよう公平に風を送りたい。
- 家族4人で寝る時は全員均等に風を送りたい。
などなど、家族で使う場合の諸事情を考慮すると扇風機の首振り機能は必須です。
僕の場合は自分1人で寝る時も頭からつま先まで全身均等に風を送りたいので首振り機能は欲しいです。
ただしキャンプに持ち出すアイテムですし、子供が乱暴に扱う可能性もゼロじゃないので、「繊細で壊れやすい首振り機能」じゃダメです。
そう考えると、タフ仕様のマキタ製品はまさにうってつけ。
首振り範囲は約90度
左向き最大。45度。
右向き最大。45度。
マキタの充電式ファンCF102DZの首振り機能は本格派です。
首振り範囲は90度(左右に45度)。首振り機能がオマケ扱いの扇風機は首振り範囲が60度とかの場合がありますが、90度あれば十分に実用的です。
首振りペースはそこそこ早め
風力が弱でも強でも首振りペース(首の回転速度)は同じです。
僕的には「ちょっとペース早いかな」という感覚です。不満は無いですが。
これはさすがに写真じゃ伝え辛いので、風力「強」&首振りの動画を載せておきます。
バッテリーと充電器
バッテリーはBL1860Bの一択
出典:マキタ
マキタの製品を買う時に悩むのが別売りバッテリーの選択。こんなにバッテリーの種類が多いと初心者は迷いますよね。
でもマキタの充電式ファンCF102DZを使うならバッテリーはBL1860Bこれ一択です。
マキタの充電式ファンCF102DZに装着できるバッテリーの型名は以下。
- 18V :BL1860B、1850/B、1840、1830/B、BL1820B、1815N
- 14.4V :BL1460B、1450・1440・1430/B・BL1415N
型番の数字4桁は前2桁が電圧(V)、後2桁が容量(Ah)です。
要するに「18Vと14.4Vのバッテリーほぼ全てのAhに対応しています」ということであり、逆に言うと「大容量バッテリーのBL1860B※が使えます」ということです。
※マキタ製リチウムイオンバッテリーの中でBL1860Bは最強クラス。
出典:マキタ
上の表を見るとわかりますがBL1860Bの持続力がダントツです。強モードの風力で9時間も連続運転できるなんて神です。
1泊の夏キャンプなら何の遠慮もなくガンガン扇風機を回し続けられます。
既にマキタのバッテリーを持ってるなら流用もアリですが、新たに購入するならBL1860Bを選ぶべきです。
ルーメナー等のお洒落な扇風機よりもマキタの充電式ファンを選ぶ最大の理由は風力と持続力だと思います。
だとしたらバッテリーはBL1860Bを選ばないと意味がないかな、と。
充電器は旧型で十分
出典:マキタ
マキタの充電器は充電中の音が大きいです。これは高温になったリチウムイオンバッテリーを冷却しているから。
サイズも大きい。これは充電を電子制御する為の基盤を内蔵しているから。付属品と言うより、これ単体で一つの機械です。
充電器も種類が多くて迷いますが、違いは以下のようです。
- DC18RA:トランス式の充電終了時音楽付
- DC18RB:トランス式の充電終了時音楽なし
- DC18RC:トランスレスの充電終了時音楽付
※トランスレスは軽くて薄い。
DC18RFが最新型でUSB充電も可能みたいですが、旧型でも1時間あればBL1860Bの充電が完了します。
- そこまで急速充電じゃなくても良い
- 別にUSB充電ポートは必要ない
ということならDC18RAで十分だと思います。
サードパーティー製の互換品はハイリスク
Amazonで調べると、マキタのバッテリーと充電器は「完全互換」を謳うサードパーティー製(大半は中華製?)の商品が大量に出回っています。
と言うかマキタ純正品を探す方が大変なほど。
当初、僕はケチって互換品のバッテリーと充電器を購入しました。
しかしバッテリーが充電できない。
充電器にセットするとエラー音が鳴り、赤と緑のランプが交互に点滅して停止。
- バッテリーを充電式ファンにセットすると普通に動く
- バッテリーの残量ランプは普通に表示される
という状況からバッテリーではなく充電器が悪いのかな、と思い交換してもらいましたがダメ。
とうとうマキタ純正の充電器を買いましたが、マキタ純正の充電器でも充電できませんでした。
マキタ純正品が安心
互換品は正規メーカーと比べて検品精度が低いせいか、ハズレを引く率も高めです。
レビューを見ても「動作しなかった」という声がありますし、僕みたいにハズレを引いてハマってしまうと、トータルコストで損、いわゆる「安物買いの銭失い」パターンに陥る可能性があります。
正常に動作すれば低コストで運用できるのでラッキーですが、やはり安全性には疑問アリ。
もちろんマキタは純正品の組み合わせでしか動作保証しないでしょうし、悩むなら多少コストを上乗せして最初からマキタ純正品を購入する方が良いと思います。
マキタの充電式ファンCF102DZのまとめ
夏キャンプに持っていく扇風機に求めるのは風力、持続力、壊れにくさ。
マキタの充電式ファンCF102DZはこの3つ全てを備えています。
「このガンダム的なルックス、キャンプギアとしてどうなんだ?」
という感覚は確かにあるにはあります。
が、それを補って有り余る魅力がありますね。
- パワフルなので確実に風が届きます。猛暑の撤収中、マキタの充電式ファンCF102DZの前に立てば、一瞬の涼を得ることができます。これは有り難い。
- コードレスだから好きな場所に置けますし、バテリーにBL1860Bを選べばコードレスなのに電池切れを恐れず無駄使いできます。すごい安心感。
- 家族4人並んで寝ても「そっちばっかり風が当たってズルイよ、こっち暑い〜」という不満が出ません。首振り範囲が90度あるって素晴らしい。
- タフ仕様なので子供が触って壊さないか、移動時の積載で壊れないか、とナーバスになる必要もありません。
どうです、この利点の数々。
バッテリーは高価ですが、これはもう仕方ない。導入時に覚悟すべき点。
マキタの充電式ファンCF102DZ、本当に素晴らしいアイテムだと思います。オススメです。
以上、首振り機能が欲しいならこれ一択!マキタの充電式ファンCF102DZの紹介でした!
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