どうも、キャップです。
京都府南丹市日吉町にある京都府立「府民の森ひよし」は株式会社スチール(ドイツのチェーンソーメーカー)にネーミングライツを売却し、2013年12月1日から「スチールの森 京都」の愛称で運営されています。
スチールの森は綺麗で広々とした芝生が特徴のキャンプ場です。整備の行き届いている割に料金が安く、静かで空いてるところが魅力でした。
そのスチールの森のキャンプ場が2017年末からの改装工事を経て2018年4月に新しく生まれ変わりました。
2018/6/2(土)~6/3(日)でスチールの森にキャビン泊してきたので、以前との比較も交え、「新生・スチールの森キャンプ場」を詳しくレポートします。
スチールの森キャンプ場の3ポイントまとめ
ポイント1:見渡す限りの美しい芝生
僕が勝手に「ひよしグリーン」と呼んでいる美しい芝生。ゴルフ場かと思うほど整備の行き届いた素晴らしい芝生。天国です。
この広大なグリーンの中で過ごすキャンプ体験には想像以上の満足感があります。
ポイント2:全サイト車横付けのオート区画サイト
これは今回の改装の最大のポイント。
昨年まではサイトに車の乗り入れができず、荷物はリヤカー運搬でした。
ポイント3:短い滞在可能時間とゴミ持ち帰り
15時INの10時OUT、ゴミは持ち帰り(有料処分アリ)が以前からのウィークポイント。
「でも安いから」で許されていた部分ですが料金設定が一般的なオートキャンプ場並みになったことで弱点になってしまった気はします。
スチールの森キャンプ場の天気
現地の2週間先までの天気予報がコチラです。
スチールの森キャンプ場の基本情報
料金の詳細
オートキャンプ場(全て車横付け可、各10基、合計40基)
第1キャンプ場(デッキなし、電源あり):新設
・宿泊(午後3時~翌午前10時) 1区画 5,500円
・デイキャンプ(午前10時~午後3時) 1区画 2,700円
第2キャンプ場(ペット同伴可、電源なし):新設
・宿泊(午後3時~翌午前10時) 1区画 5,000円
・デイキャンプ(午前10時~午後3時) 1区画 2,500円
第3キャンプ場(デッキあり、電源なし):改装
・宿泊(午後3時~翌午前10時) 1区画 3,500円
・デイキャンプ(午前10時~午後3時) 1区画 1,700円
第4キャンプ場(露地サイト、電源なし):改装
・宿泊(午後3時~翌午前10時) 1区画 3,000円
・デイキャンプ(午前10時~午後3時) 1区画 1,500円
※オートキャンプ場の料金はモンベルカードを提示すると5%OFF
キャビン(メイン1棟、サブ2棟、合計3棟)
メインキャビン:2階建て、定員25名
・6人用洋室(ふるさと、みずうみ)、4人用洋室(にじ、かけはし)、5人用和室(ゆめ)
・1泊1名:一般3,000円、高校生 2,700円、小・中学生 2,400円
4名用サブキャビンA「こかげ」:バリアフリー型
・1泊1棟:15,000円
4名用サブキャビンB「こもれび」
・1泊1棟:15,000円
※キャビンの宿泊料金はモンベルカード割引無し
旧価格
デッキサイト(車乗り入れ不可、電源なし)=現在の第3キャンプ場
・宿泊(午後3時~翌午前10時) 1区画 1,500円=今より2,000円安かった
・デイキャンプ(午前10時~午後3時) 1区画 700円
路地サイト(車乗り入れ不可、電源なし)=現在の第4キャンプ場
・宿泊(午後3時~翌午前10時) 1区画 1,000円=今より2,000円安かった
・デイキャンプ(午前10時~午後3時) 1区画 500円
つまり車横付け+エリア拡大で2,000円アップとなりました。。。
かつての露地サイトはアーリーとレイトを両方付けてもモンベルカード5%OFFしたトータルは脅威の1,000円台でした。だからこそゴミ持ち帰りも許容できたんです。
サイトも広くなったし無理は言えないのですが、最低3,000円~だと帰帆島(ゴミ処分してくれる)と大きく差が開きますね。。
キャンセル料金
キャンセル料金はかかりません。
もしキャンセルする場合、最悪直前になっても必ず連絡しましょう。
予約
申込は電話のみです。
ホームページからのWEB申込はできません。
チェックイン・チェックアウト
15時チェックイン、翌朝10時チェックアウト。
アーリー、レイト可。追加料金(たぶん900円だったはず)でチェックイン10時~,またはチェックアウト~15時に拡張できます。
営業時期
年末年始はお休みですが通年営業です。
電源サイトが新築されたので冬キャンプも楽しめそうです。
続いてスチールの森キャンプ場の設備・施設を紹介します。
スチールの森キャンプ場の設備
管理棟
管理棟は独特のデザイン。
木を贅沢に使った大きな木造建物です。
中の管理室も含め、これでもか、というくらい木造。全て木です。
中には会議室や資料室もあります。
中央にあるタンスのようなものにはカブトムシやトンボの標本が展示されてて子供が喜びます。STIHLのチェーンソーも展示されてます。
ここで売ってる薪と炭はちょっと独特です。
トイレ
トイレは管理棟とこの建物の2箇所。
第2キャンプ場(ドッグサイト)からはどちらのトイレもちょっと遠いかも知れません。
残念ながら男子トイレは和式です。
男女兼用のバリアフリーのトイレがあります。
ここは洋式です。
スチールの森のトイレは全て1世代前の型です。綺麗に清掃されていますがウォッシュレットはありません。
もちろんキャビン棟には個別の綺麗なトイレがありますが、ここもウォッシュレットはありません。
お風呂
スチールの森にお風呂はありません。
コインシャワーの専用棟があります。
100円/5分で使えるシャワールームが2つあります。
冬に息子と利用しましたが、温水も出て快適です。設備も綺麗。
でもたぶん、ここに泊まる人の多くは車で5分で行けるスプリングひよしに行きますね。綺麗で大きな温泉があります。スチールの森に泊まると温泉の割引券(100円引き)をくれます。
洗い場
第1キャンプ場の洗い場は新設。
コンクリートの打ちっぱなしも綺麗ですが、温水は出ません。
第3キャンプ場(旧デッキサイト)前の洗い場
ここは元々綺麗でしっかりした建物でしたので今でも遜色ありません。
ここは木材加工場と窯しか無かった場所ですが、第2キャンプ場(ドックサイト)用の洗い場が作られてました。
これはデイキャンエリアの洗い場。
もちろんキャビンには個別のキッチン設備があります。
ゴミ捨て場
残念ながらスチールの森はゴミ持ち帰り。ゴミ捨て場はありません。
第1キャンプ場横の灰捨て場。
第3キャンプ場奥の灰捨て場。第1キャンプ場の人以外はここに捨てる感じですね。
遊具
遊具は木を使った独特のデザイン。
ちょっと遊びにくそうに見えますが
子供は気にせず遊びますね笑
続いてスチールの森キャンプ場の新しくなったサイトを第1キャンプ場~第4キャンプ場まで順番に紹介します。
スチールの森キャンプ場のサイト
出典:スチールの森
第1キャンプ場
第1キャンプ場は今回の改装で新設されたサイト。
かつてテントサイトに向かう道路の脇は芝生の空き地でした。
そのスペースにサイトが10基新設されました。
たぶん10m×10mはありますね。広いです。
駐車スペースも十分確保されています。
一番の特徴は電源完備。第1~第4キャンプ場の中で唯一の電源サイトです。
これ電源ユニットなんですが、どうやって使うんでしょうね。
第1キャンプ場は広くて電源付きというだけでなく、管理棟からも近くて専用の洗い場もあり最も便利なサイトです。その分値段も高くて1泊5,500円。
ただ、ちょっと殺風景というか、整備され過ぎた印象もあります。景色に馴染んでないだけかな。
第2キャンプ場
第2キャンプ場はペット同伴可。ここも今回の改装で新設されたサイトです。
サイトの一番奥にドックランの施設があります。
サイトは広いです。車、2ルーム、タープくらいまでなら一緒に張れる広さです。
気兼ねなくペットと過ごせるよう、各サイトは柵で区切られています。
これは何の装置でしょうかね。ペットを飼ってる人ならわかるのかな。
第3キャンプ場
第3キャンプ場はかつてのデッキサイト。
1泊1,500円は魅力でしたが車が横付できず、この坂道をリヤカーで往復するのは苦行でした。
それがこの変化。車が横付けできるなんて夢のようです。
洗い場、トイレ、シャワー棟もすぐ目の前の好立地。ただし導線が集中するので、ちょっとワイワイします。
こちらが謎の台地。なぜ作られたのか謎ですが存在感あります。
第4キャンプ場
第4キャンプ場はかつての露地サイト。
ここに車を停めて
この坂をリヤカー搬入するのは地獄でしたが1泊1,000円は破格でした。
その露地サイトも車横付け可のオート区画サイトに変貌。1区画の面積も広くなりました。
露地と言っても地面は整備されてます。
広めのオート区画サイトで1泊3,000円(かつモンベルカードで5%OFF)ならお得感ありますね。
デイサイト
昼間にBBQできるデイサイトも車乗り入れ可になりました。
デイキャン用の洗い場もあります。芝生広場の中にポツンとある感じ。
デイサイト各区画にこの建物が付いてます。
これあったらタープいらないですね。
ただ、デイキャンプ午前9時~午後4時で1区画1,500円は微妙な価格。ゴミ持ち帰りですしね。。。
キャビン
こちらはサブキャビンA「こかげ」。
こっちはサブキャビンB「こもれび」。
今回僕は息子とこのメインキャビンに泊まりました。超快適でした。
キャビンの様子は別の記事で詳しく紹介します。
スチールの森キャンプ場の近況
オート区画サイトにフルモデルチェンジ
スチールの森が一泊1,000円台だった理由は非オートサイトだったから。
少し離れた駐車場に車を停めてリヤカーで荷物を運ぶタイプのキャンプ場。駐車場からサイトまで上り坂だったこともあり、荷物運びは骨の折れる作業でした。
今回の改装ではこれを一新し、全サイトが車を横付けできるオート区画サイトに生まれ変わりました。
一つ一つのサイトの面積も以前よりも広くなりました。
キャパもアップ
泊まれるサイトの数も増えました。
デッキサイトと露地サイト合わせて20未満だったサイトの数は一気に40となりました。そのうち10サイトは電源付き。
オート区画サイトが40サイトもあれば、キャンプ場としても小規模じゃなく中規模クラスじゃないでしょうか。
まとめ
スチールの森は、ひよしグリーンをたたえる芝生が綺麗な、小ぢんまりした安価なキャンプ場でした。
公園以上、大自然未満。安心して過ごせるグリーンタイム。整備された木と芝に囲まれて過ごす時間は、牧歌的でありながら適度に保護されている感じ。
- ゴルフ場かと見紛うほど手入れの行き届いた広大な芝生。
- STIHLのチェーンソーが展示される超大型ログキャビンの管理棟。
- リヤカーを阻む砂利の坂道。
- 15時INやゴミ持ち帰りの不便さを許せる低価格。
スチールの森の魅了は、これらの微妙なバランスの上に成り立つものでした。
今回の改装と価格改定で、この微妙なバランスが崩れたことは事実だと思います。
第1キャンプ場の5,500円という価格は関西では高規格キャンプ場レベル。確かに電源付きオート区画サイトではありますが、スチールの森は
- ゴミ持ち帰り
- 15時IN、10時OUT
- 洗い場に温水設備なし
- トイレにウォシュレット無し
なので「高規格」ではありません。この条件で1泊5,500円は微妙に思います。
(あくまで僕個人の感覚です)
第4キャンプ場はサイト面積が広く車が横付けできるオート区画サイトでありながら1泊3,000円(モンベルカード提示なら2,850円)とリーズナブル。
次回は第4キャンプ場で「ひよしグリーン」を愛でながら、オートキャンプを楽しんでみたいなと思いました。
以上、全基オートサイトに生まれ変わったスチールの森 京都(府民の森ひよし)の紹介でした。
コメント
初めまして
スチールの森ひよしがオートキャンプ場になっていたんですね!
ビックニュースです
ただマイナス面もあるようで・・・
でも、そのうちいってみたいと思いました
コメントありがとうございます。
そーなんです、スチールの森がオートキャンプ場に生まれ変わってるんです。
低価格がウリだったので料金アップはちょっと残念ですけど、色々と良くなってます。
露地サイトが広いオート区画サイトになって1泊3,000円。これはこれでアリかな、と思ってます。