どうも、キャップです。
使い捨てカイロがイマイチ好きになれないので、ハクキンカイロを導入してみました。
想像以上に温かくて長持ち。「これは良いな!」と思っております。
使い捨てカイロは安いけど・・・
普段の生活で使い捨てカイロを使うことは無いですが、冬キャンプには持参します。
安いものなら30個入りで600円とかなので、1個20円ほど。安いです。
でも使い捨てカイロ、あまり好きじゃありません。
- そんなに温かくない
- 1個使うたびにゴミが出る
- 発熱すると固まって硬くなる
あたりが好きになれないポイント。折り曲げると破れて中身が出てきたり。
冬キャンプで使い捨てカイロを使うのは「今日はマジで寒い!」と思った時です。
でも、そこまで寒い時って、使い捨てカイロ程度の温かさじゃ物足りないんですよね。
結局、使っても使わなくても、感じる寒さは(たいして)変わらないというのが使い捨てカイロのイメージです(あくまでも僕の個人的な意見です)。
これからも冬キャンプに行くことは多いだろうし、使い捨てじゃないカイロについて、ちゃんと調べてみようかな、と。
使い捨てじゃないカイロとして、よく聞くのがハクキンカイロですね。
ハクキンカイロの発熱原理が衝撃的だった件
調べてみたら、いきなり衝撃が。
ハクキンカイロはベンジンに火をつけて燃やしてるんだと思ってましたが違うみたい。
気化したベンジンがプラチナの接触作用により「炭酸ガスと水」に分解され、そのとき発生する酸化熱を応用した、環境にとても優しい、安全でクリーンなハイテクカイロです。
出典:ハクキンカイロ
- プラチナとの触媒反応で気化したベンジンが発熱する仕組みを利用
- 使い捨てカイロの約13倍の熱量(カロリー)
- 25mlのベンジンで24時間も温かさが続く
- 90年以上も基本的な構造が変わってない
触媒を用いないで燃焼させると25ccのベンジン(炭化水素・CmHn)は、数分で燃え尽きてしまいますが、プラチナ触媒を用いると、24時間暖かさを持続することができます。
出典:ハクキンカイロ
これ、すごい発明やな・・・マジで。
ハクキンカイロの燃料
火を点けて燃やしてる訳じゃないので「燃料」という表現が相応しいのか微妙ですが、ハクキンカイロの燃料はベンジンです。
以前はハクキンカロ専用ベンジンが販売されてたみたいですが廃番になったようで、代わりに「ハクキンカイロ指定ベンジン」として、エビスベンジンとNTベンジンという2つのベンジンが公式HPで販売されています。
従来の専用品と同等、ハクキンカイロ用にブレンドされたベンジンだそうで、公式HPでは約1,000円(税込)です。
Amazonで買う方が安いのは市場原理なので仕方ないのかな・・・。
ベンジン25mlで24時間使えるなら500mlは20日分。
1シーズンじゃ使い切れないかも・・・と思って調べてみると「ZIPPO(ジッポー) オイルでも大丈夫」みたいな記事を見つけました。
まずは試しにZIPPO(ジッポー) オイルの小缶(133ml)で始めてみることにします。
ハクキンカイロを購入&開封
メーカー公式HPだと1割引で買えるみたいですが売り切れ(入荷待ち)でした。
すぐ欲しかったのでAmazonで購入しました。スタンダードタイプを選択。
カイロ本体、注油カップ、袋が同梱されています。
こちらが本体。上部のフタを外した状態です。
突起したM型の部分が火口。プラチナ触媒が内蔵されています。
火口を外した状態。
白い中綿が見えます。ここにベンジンを吸収させます。
袋。フリースのシンプルなデザインです。
本体に対してサイズは少し大きめ。キツ過ぎず収納はラクです。
収納した本体が飛び出さないように、袋の口はベルクロで留める仕組みです。
ハクキンカイロの使用方法
こちらが説明書の使用方法。
- 火口を外して本体にベンジンを注入する。
- 火口をセットしてプラチナ触媒を熱する。
それだけです。
まず火口を外します。
火口の中に入っているグレーの繊維がプラチナです。
中綿が見えた状態になります。
ここに注油カップ(じょうご)を装着します。
90度ひねると注油カップ(じょうご)の注ぎ口が解放され、ベンジンが本体内に落ちていく仕組みです。
注油カップには目盛りが切ってあります。
- 下の線まで入れると6ml(6時間分)
- 上の線まで入れると12.5ml(12時間分)
です。
レギュラーサイズのハクキンカイロは最大で2カップ(25ml)まで注油できます。
25ml注油すると24時間使えます。
使い捨てカイロと違い、自分が使いたい時間分だけベンジンを入れれば良いので、使用時間の調整が可能です。
火口を装着して、火口のプラチナ触媒を火で温めると反応が始まります。
「点火」という表現もヘンな気がしますが触媒燃焼をスタートさせる、という意味合いみたいです。
実際にハクキンカイロを使ってみた感想
温かい(と言うより熱い)
かなり温かいです。
と言うか本体を手で直接持つと「熱い」というのが正直な感想。
フリースの収納袋に入れて、やっと手で持てる温度。
フリースの袋に入れた状態でも40度を超えるそうです。
これは使い捨てカイロの比じゃありません。
長持ち
注油カップ1杯(12.5ml)で試してみたのですが、夕方5時頃に使い始めて、明け方まで熱い状態が続きました。
しかも、最後まで温度が下がることは無かったです。確かに12時間ほど、一定の温度で発熱し続けました。
この持続力も使い捨てカイロの比じゃありませんね。
熱過ぎた
これは使い慣れてなかった為の誤算。
湯たんぽ替わりに寝袋の中に入れて寝たのですが、小さいので途中でどこにいったかわからなくなってしまいました。お尻の下にあったらしく・・・。
インフレータブルマットのハクキンカイロに触れた部分が熱でやられてしまいました。
その部分だけ熱でウレタンと表面の蒸着が剥がれてしまったのか、焼餅みたいにプーっと膨れてしまいました。ハクキンカイロの熱に耐えられなかったみたいです。
インフレータブルマットを買い換えたばかりだったので、けっこうショックです・・・。
ハクキンカイロを更に使い倒すなら
ハクキンカイロはスタンダードサイズでもけっこう小さく、どこに入れて、どこを温めるのか悩むところ。
暖か朗は「大椎」というツボあたりにハクキンカイロを固定しておけるマフラー・ネックウォーマーです。
これは良さそう。そのうち試してみようと思います。
まとめ:ハクキンカイロはアリ
ハクキンカイロはスタンダードタイプで定価が4,378円(税込)。
そこそこ値段はしますので、使い捨てカイロと比べてコスパが良い、とは言い難いです。
でも温かさと持続力は使い捨てカイロの比ではありません。
使ったことが無い人はその熱量に驚くと思います。逆に熱過ぎるというのが弱点かも。
そしてエコ。
使い捨てカイロのようにゴミが出ません。ベンジンの触媒反応で発熱するので炭や燃えカスも出ません。
ちょっと初期投資は必要ですが、90年以上続くプロダクトなので火口などの消耗品も安価に出回っており、長く使い続けることができます。
ハクキンカイロ、アリですね。購入して良かったなと思います。
以上、ハクキンカイロの紹介でした!!
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