どうも、キャップです。
ハスクバーナの斧に逝くかどうか悩んで1年。
僕は斧ではなくキンドリングクラッカーを選びました。
これ、めちゃ良いですよ、マジで!!
薪割りは面倒で大変?
実はここ1年ほど、キャンプに行っても焚き火をしないことが多かったんです。
「子供を寝かしつけたら一緒に寝ちゃうことが多かった」というのが表面的な理由。
でも「あとで起きて焚き火するぞ」という情熱を欠いていたとも言えます。
なぜか?
薪割りが面倒だったんですよね。。。
僕はこれまで、鉈で薪割りしてました。
2018年にAmazonで「冒険倶楽部(BOHKEN CLUB) なたとのこ」を購入。
この商品、今でもAmazonのベストセラーになってるしレビューも良いです。
この値段でのこぎりも付いてくるのでお買い得。
ただ、小ぶりの鉈なので、それ自体の重さで薪を割るタイプではありません。
鉈の背を太い薪で何度も殴って薪を割ってました。
薪割りって柔らかい地面の上でやると、力が逃げて上手く割れないんですよね。
何度も何度も力を入れて鉈を殴らないと薪が割れない。
広葉樹の薪を使い始めて更に苦行に。翌日は腕が筋肉痛。
解決策のひとつは薪割り台を買うこと。
探すと安くてハンドル付きの薪割り台をけっこう見かけます。
でも「割れた」「ヒビが入った」というレビューも多くて「安物買いの銭失い」パターンが怖い。
で、ちゃんとした薪割り台を探すと、けっこう高価なんですよね。
鉈より薪割り台のほうが高価って、何か違う気がする・・・。
そんな感じで躊躇してたら「薪割り=面倒で大変」という感覚に。
こりゃいかん。
もはや薪割り台で悩むくらいなら、薪割りのエース級ギアを導入すべきなのでは。
そう思って憧れのハスクバーナをAmazonお気に入りリストに入れて、またお気に入りから削除して、を繰り返して1年あまり。
重くて切れ味の良い斧なんて、子供が振り回したら危ないし心配。
そしてそもそも、斧を買えば本当に「薪割り=面倒で大変」という印象が変わるのか?
そこが疑わしくて、なかなか踏ん切りつかず。
無理せず自分に合った薪割り道具を買おう
大事なのは薪割りの道具選びじゃなく、焚き火を楽しむことのはず。
薪割りが理由で焚き火から遠ざかってしまうなんて、人生を損してる。
認めよう。
僕が薪割りに求めているのは「夢やロマン」じゃなく「イージーさ」だと。
「ハンドアックスの刃を研ぐ」とか無骨系は諦めよう。向いてない。
いくら「ヤワな男だ」と言わようと、自分に正直に道具を選ぶべき。
その検索の末に行き着いたのがキンドリングクラッカーでした。
エエやんこれで。
たぶんサイズはノーマルで十分。
キンドリングクラッカーとは?
ということで、キンドリングクラッカーについて簡単に。
オーストラリア製です。
『〇〇地方の木こりが昔から使い続けている~・・』とか。
『100年前から形が変わらない~・・』とか。
そういう歴史ある製品なのかな~と勝手に想像しておりました。
が、キンドリングクラッカーが生まれたのは2013年。
まだ発売開始から10年も経ってません。
「お母さんの薪割り作業を安全で楽なものにしてあげたい」
そう考えたニュージーランドの13歳の少女、エーラ・ハッチンソンが発明したそうです。
まるで作り話のような開発ストーリー。ちゃんとした特許製品です(特許第6370306号)。
キンドリングクラッカー専用工場で、キンドリングクラッカーのために配合された丈夫なダクタイル鋳鉄で造られています。
キンドリングクラッカーを開封
とうとう購入。
あの少女(発明者のエーラ・ハッチンソン)も箱に載ってます。
箱から取り出してみました。
4.8kgのダクタイル鋳鉄。渋い。
太さ14cmまで、長さ25~50cmの薪に対応しています。
下部リングには切株等の土台にドリルで固定する穴があります。
でも本体そのものがズシリと安定しているので、固くて平らなところに置けば、固定しなくても大丈夫なのでは、と感じました。
刃の近影。
既に数回使用済みなので、少しだけ塗装が剥げてるかも。
使い続けて切れ味が悪くなったら、研いでも良いのだろうか。
キンドリングクラッカーの使い方
出典:ファイヤーサイド
- 薪を刃の上に立てる
- 上からハンマーで叩く
- 刃が薪に食い込んだら手を放す
- 上からハンマーで叩く
- 薪がパッカーンと割れる
これだけです。
このパッカーンが気持ち良い。
気持ち良すぎる。病みつきになります。
「そんなに必要ない」ってくらい、たくさん薪を割ってしまいます。
キンドリングクラッカーと一緒に使いたい薪割り台
パーマークの「薪割り台ver.2」を購入しました。
Campout!?さんのキンドリングクラッカーの記事でパーマークの「薪割り台ver.2」が紹介されていました。
おお、これ、まさに僕が欲しかったヤツ。
早速パーマークのオンラインショップで注文。
価格は3,300円(税込)。送料690円かかったので合計3,990円。
安くはないけど、こういうフラットで強度のありそうな薪割り台を探してたんです。
何層にするか試行錯誤して改善されたのがver.2とのこと。
厚さ3cmのラワン合板です。
まだ使い込んではいませんが、そこそこ重さもあり堅牢なイメージです。
こんな感じでパーマークの焼印が入ってます。いい感じ。
で、肝心のキンドリングクラッカーとの相性ですが、申し分ありません。
本体と薪割り台のサイズバランスもバッチリで専用品みたい。
これは使い込んでいくのが楽しみですね!
キンドリングクラッカーと一緒に使いたいハンマー
ちょっと贅沢かも知れませんが、前から持ってたペグハンマー Pro.Sを薪割り用にしました。
「薪割り用のハンマーが必要になったし」と自分に言い訳をして、ずっと欲しかった銅ヘッドのペグハンマー Pro.Cを購入。
ちなみに本家ファイヤーサイドから「ファイヤーサイドストライカー」というハンマーが発売されています。
3種類の重さ(大きさ)から選べます。
ハンマーを持ってなければこれを買うのもアリ。
・・・ですが、まぁ普通は持ってますよね、ハンマー。ペグ打ち用に。
ぶっちゃけキンドリングクラッカーの為にハンマーを用意する必要なんて無いし、普段ペグ打ちに使ってるハンマーを流用すれば良いと思います。
僕は銅ヘッドのペグハンマー Pro.Cを購入する口実が欲しかっただけです。
キンドリングクラッカーの収納ケース
最初にオススメするのはWHATNOT(ワットノット)の 収納コンテナ。最近ワイヤーフレームが太くなった「ヘビーデューティー」が発売されました。
パーマークの「薪割り台ver.2」がなんとかギリギリ収まる内寸です(かなりキツキツですが)。キンドリングクラッカー、ハンマー、薪割り台が収まります。
ベタなチョイスですが
- 収納サイズ
- 車載時の堅牢性
- 移動時の持ち運び易
と3拍子揃っています。
僕はasobito(アソビト)のコンテナトート バッグに入れて収納・運搬することにしました。
縦横サイズはピッタリです。
1日分の薪をこの上に放り込めば「薪関連」をひとまとめにして運搬できます。
薪割り台ver.2も一緒に収納できます。
高さがコンテナトートからはみ出してますが、なんとか手提げハンドルを握れる状態。
少し持ち辛いですが、手提げ運搬する時間はそれほど無いし、これでヨシとします。
キンドリングクラッカーは子供も大喜び
ひとことで言うと「薪割りが楽しくなる魔法の道具」ですね。
薪割りって「どんな道具を使うか」で印象が大きく変わる作業なんだなーと痛感しました。
子供達は特にやり方を教えてもないのに薪割りを始めました。
使い方を直観的に理解したようです。
キャッキャ言いながら薪を割り続けるので、
「焚き付けばっかりになっちゃうから、太い薪も残しておいて!」
と作業をストップさせました。
僕もやってみましたが、確かに楽しい。そして楽チン。
これまで鉈を何十回も叩きつけないと割れなかった広葉樹が、ものの数回でパッカーンと割れてしまいました。
「薪割り=面倒で大変」が「薪割り=簡単で楽しい」に変わってしまった。
これを魔法と言わずして何と言うのか?
子供達からは「次もこれで薪割りやらせて欲しい!」とリクエストがありました。
以上、キンドリングクラッカーの紹介でした!
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