どうも、キャップです。
TC(ポリコットン)素材のタープを購入しました。タトンカ2TCです!
付属のガイロープがショボいのでロープと自在金具は自分で用意。その準備の話も含めてレビューしたいと思います!
タトンカとは?
タトンカはドイツのアウトドアブランドです。
「tatonka」はネイティブアメリカンの言葉で「パイソン」という意味らしく、ブランドロゴにもパイソンが描かれています。
公式サイトを見るとメイン商品はバックパックのようですね。でも日本ではあまり見かけません。
タトンカは早い時期からTC素材の幕を展開しており、日本ではもっぱらポリコットン素材(TC)のタープのメーカーとして認知されてると思います。
エバニューが代理店として輸入販売してましたが、最近そのエバニューが代理店をやめた様子。
2020年6月29日現在、Amazonでは「タトンカ」で検索しても並行輸入品しかヒットしません。
ほぼ同等品と思われるタープがエバニューのブランド名で販売されています。
商品名も「Tarp TC2」と本家と酷似。いったい何があったんですかね。恐らく日本では今後、このエバニュー製のタープが流通していくものと思われます。
タトンカ タープTCのサイズ展開
並行輸入品のタトンカも、後継品らしきエバニューも、TCタープを4サイズ展開しています。
出典:TATONKA
タープ1TCが最大サイズで1番人気らしいです。
1TCは4mを超える幕ですが重さは約3kg。タトンカのTC素材は軽いです。
TC素材の割に軽量コンパクトな点も評価されてるのかなと思います。
似たサイズの焚火タープ TC レクタ(テンマクデザイン)だと5kg近いですからね。
僕はサイズに悩んだ末に2TCを選択しました。
2TCはタトンカ4兄弟の最小サイズ。285cm×300cmです。
デビューは庭キャンプ。
思った通り庭で張るのに丁度良いサイズ。この時はポールもロープも無しです。
自宅の庭に張れるサイズ、かつゼクーMの雨避け・ひさしに良さげなサイズかな、と。
ちなみに4TCは2TCの長辺を300cmから400cmに拡張した縦長バージョンです。横幅は同じ。
3TCは異端児。形は正方形だけどヘキサ張りする前提の形状です。
タトンカ2TCに必要なポールの長さは?
タトンカ2TCのサイズは285cm×300cmと小型なので、最適なポールの高さは200cmくらいかと。
タープ長辺よりポールが長いと見た感じアンバランス。
でもタープ下を立って歩ける高さは欲しい。
ということで200cmあたりがギリギリの高さかな、と。好みの問題なので正解は無いですが、ポールの長さは200cmとします。
僕が持っているポールはFIELDOORのアルミポール。
60cmを4本継いて240cmになり、プッシュピンの調節で280cmまで延長できます。
3本継ぎの180cmにして、プッシュピンで200cmに調節する算段です。
パラコードと自在金具を購入
出典:Amazon
さて、問題はタトンカに付属するこのロープとプラスチックの自在。
僕が初めて買ったタープ、キャプテンスタッグのオルディナ ヘキサタープに付属していたロープと自在に似てます。
このロープを使う人もいるでしょうし「使えない」「使うと危険」という訳ではないですが、経験上、この感じは長持ちしないと思います。
僕はロープと自在金具を別で用意することにしました。
Amazonで色々と吟味した結果、このパラコードと自在金具を購入しました。
パラコードは反射材の入ったブラックを選びました。
Abma Cordというブランド、僕は知らないですが有名なんでしょうか。
自在金具はエリッゼのレッドを選びました。
控え目にロゴが入ったごく普通のタイプ。
タトンカ2TCのロープの長さを決める
さて、何mのロープにするか。
ポール接地点からポールの長さと同じだけ距離をとってペグを打つなら、ポールの長さを二等辺三角形の高さとした場合の斜辺の長さがロープの長さになるはず。
ポールの長さはだいたい200cmと決めましたので、
200×√2=282
ということで300cmあれば足りる計算。
ペグダウンできる位置やポールの長さは状況によって変わるでしょうし、自在金具でテンション調整する分も含め、余裕をもたせて500cmに決めました。
5mのロープを8本とれるように、ガイロープ用のパラコードは50mのものを購入しました(どっちにしろ30mじゃ足りないだろうし)。
タトンカ2TCのロープを6本作る
さて、ロープを切っていきます。
パラコードは切断すると、切り口から編み込みがほどけてきますので、
切り口を溶かして固めるのにSOTOのスライドガストーチを使います。
タープの四隅に結んでおく用。
5mの両端を自在金具に通し、片方には結び目、片方にもやい結びでループを作ります。
こちらはポール固定用。5m×2の二股です。
10mを半分に折って結び目を作り、両端それぞれ自在金具に通して先に結び目を作ります。
- 切る
- 切り口を溶かす
- 自在金具に通す
- ループと結び目を作る
という工程を繰り返して6本が完成しました。
いざ実戦!タトンカ2TC初張り!!
張った雰囲気
妹背の里で実戦デビュー。
購入してから1ヶ月以上経ってることもあり、初設営に妙な達成感。
サイズ感
やっぱり野外で張るとサイズ感はちょっと小さめ。
ソロ~2人くらいまでに丁度良いサイズですね。
収納サイズもコンパクトだし、ちょっと子供とデイキャンを楽しみたい時とかにピッタリだと思いました。
素材感
TC素材の遮光感はこんな感じ
コットン混紡ではありますが「すごく濃い影を作る」という感じじゃないです。
TC素材の中でも軽量の部類なので、影の濃さを期待して使用する幕じゃないですね。
ディテール
どの時期からか、ポールの差し込み穴はグロメットに変更されてます。
現行品を購入すれば、この仕様のはず。
中央部も補強布+グロメット。
「破れそう」という不安感はありません。
ゼクーMに小川張り
ゼクーMに小川張りしてみました。
入り口にかぶせて雨よけ、ひさしの役割を想定していましたが、「ちょっと小さいな」というのが正直な実感です。
縦幅だけがもう1サイズ大きな4TCにしておけば良かったのカモ。
区画サイトかつ台地(盛り土)のサイトだったこともあり、小川張りで位置を合わせるのにすごく苦労しました。
DODのTONGARI HAT(トンガリハット)みたいなツールが欲しくなりました。
まとめ:必要なロープの長さ総括
タープ四隅のロープは5mだと長かったです・・・。
1m切って4mにしました。
ポール用の二股ロープは5mでバッチリでした。
まとめると、タトンカ2TCはポールを2mにするなら、4mを4本、5m×2の二股を2本ですね。
ガイロープ、パラコードを買うなら36m以上は必要になる計算です。
もしポールを4本使う場合は追加でロープが2本必要ですが、それはまた必要になった時に考えます!
以上、タトンカ2TCのレビューと言うよりロープを作った話でした!
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